九九ブログ

ランダムに組み合わせた二つの言葉をテーマに、四苦八苦しながら文字を綴る大学生たちのリレーブログです。ルールは以下参照→http://moco-grgrblog.hatenablog.com/entry/info

小麦粉×主人公

みなさまこんばんは。

心なしかお久しぶりですね、心なしか。

いえ心当たりありまくるんですけどね、すみませんやん…。

 

さて今日のお題は

小麦粉×主人公

です。

 

この前からチラホラ出ているキーワード、「作用点」「加速」と共に実はmocoの各号テーマシリーズなんですよね~~へへへへ。

身内ネタですが私が放り込みました。

そして今回キーワードの片棒を担ぐ「主人公」は16号のテーマでした。

f:id:moco_grgrblog:20150214000505j:plain

 

どどーん!懐かしい!

この表紙、僭越ながら私が制作担当をさせていただきました。

いい機会なので時効だし制作裏話でも。(そんな裏というほど大したものではない)

 

もちろん表紙も私たちが撮影したのですが、このロケ場所がどこかわかりますでしょうか?

関西の人ならピンとくるかな?と思うのですが、阪急梅田駅の東側です。

ヘップとか阪急メンズ館とかあるあの辺な!

最初にこの表紙を作るイメージとしては、「人ごみの中で立ち尽くす若人」というものがありました。

実際に素材をそろえる前は適当に拾ってきた画像で完成イメージ図を作るのですが、その際使っていた仮背景が東京のスクランブル交差点だったんですよ。

しかしあのレベルの人ごみを関西で再現できるのか?ということに頭を悩ませました。

まず京都では無理。じゃあ大阪?

というわけでメンバーに意見をもらいながら大阪でごちゃっていそうな場所を見つけることに成功しました。

成功とは言っても、当初イメージしていた東京のスクランブル交差点とはまた違ったものになったのですが、それはそれでおもしろい仕上がりになったので個人的には気に入っています。

 

さてこの表紙、よく見ると全面に英字が書かれていることに気がつくでしょうか?

見えにくいように加工をかけているんですが、実は以下のような文章が入っているのです。

 

I thought what

I'd do was,

I'd pretend

I was one of those

deaf-mutes.

or should I ?

 

(ちなみにこれは私が勝手に入れて、特に報告はしなかったのでメンバーでも知ってる人は少ないかも)

 

意味は「僕は唖でつんぼの人間のふりをしようと考えた。でもならざるべきか?」です。

 

いやだから何なんだよという感じなんですが、これは当時私がハマっていた(そして今でも好きな)アニメ「攻殻機動隊SAC」に出てくる言葉であり、さらに元をたどるとJ.Dサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」に登場する台詞でございます。

全力で趣味に走りました。懺悔。

 

じゃあ結局どういう意味なの?というのをざっくり解説するならば、世間や大人の世界のインチキさ加減にうんざりした僕(=ライ麦畑で言うところのホールデン、攻殻で言うところのアオイ)はそうしたインチキに対して声を上げるのを諦めて、見えない聞かないの姿勢で閉じこもってしまいたい、というものです。

しかし最後の「should I ?」=「ならざるべきか?」は攻殻機動隊のオリジナルです。

アオイには迷いがあるのですね。

 

まー正直に言ってしまえば「主人公」というテーマそのものにはそんなに関係ないです、この言葉は(笑)

ただ迷える若者の情緒、青臭さという点では共通するものがあるかなと言い訳をしながらひょいっといれました。要するにただの趣味です。

 

私はこの表紙を制作していたころ(ちょうど一年くらい前ですかね)、まだ「攻殻機動隊」にしか手を染めていなかったのですが、その後まんまと元ネタの「ライ麦畑でつかまえて」にままでどっぷりといってしまったクチです。

 

ライ麦畑でつかまえて」は有名な本ですし、タイトルだけでも耳にしたことがある人も多いんじゃないでしょうか。

どんな話かと言いますと、成績不良で学校を追い出された主人公ホールデン・コールフィールドが世の中のありとあらゆるものにケチをつけながら家に帰るまでNYを放浪する物語です。本当に雑に説明してますよ。

 

私はこの作品にけっこう心をつかまれたのですが、しかしかといってホールデンに全面同意できるわけではありません。

むしろ目にするもの耳にするもの全てに悪態をつき、インチキ呼ばわりするホールデンにイラつきさえしました。大人になれよと。

 

ではどういった点に心惹かれたのか。

うーん、未だに文章にきちんと落とし込める自信はないのですが、要はその心の優しさと、優しさゆえの弱さと、単に優しいだけじゃなくどうしようもない自意識とか劣等感を持っている点でしょうか。

 

例えばホールデンは生意気にも放浪中に売春婦を買うのですが、やってきたまだ19歳の売春婦が来ている綺麗なグリーンのドレスを見て悲しくなってしまいます。

この娘がグリーンのドレスを買う時にどういう気持ちで買ったのだろうとか、店の人は何の気なしに売ったんだろうなまさか売春の衣装の為に買ったとは思わないよなとか一人で勝手に考えてしまうのです。

勝手に悲しくなって、同情して、それでどうしたらいいのか分からずに優しくしようと「今日はそういう気分じゃないからお話しないかい?」と売春婦に持ちかけるものの、用が無いなら帰るし金は払えよという感じでなんやかんやぼったくられてしまう。

グリーンのドレスを見て勝手に悲しくなるのは、どうやらこの世界では普通ではないらしい、それがホールデンにとっては異常な世界で絶望しかないと思わせることになるのです。

あるいは、ホールデンは小学校に「fuck」と落書きされているのをみてどうしようもなく哀しくなります。

きっとそこら辺の酔っ払いが何の気なしに書いたであろう落書き、これを見た子供たちが意味を知ってしまって、そのことにやきもきしたりおかしな感じになってしまうことに怒りを覚えるものの、自分にはそれを消す勇気もない。

消しているところを誰かに見られて自分が書いたと思われてもいやだし、どうせこれを消したところでどうしようもないくらい世の中にはfuckと書かれているであろうこと、なんだかすべてを考えて嫌になってしまうのです、彼は。

 

なんというか、そういうところに堪らなく心惹かれるのですよ。

あとは文学的な読解のしがいがありそうな点もすごく魅力的です。

例えばホールデンは四人兄弟で、兄はハリウッド作家、大好きな弟は昔に死んでしまって、同じく大好きな小学生の妹は元気。

この死んでしまった大好きな弟っていうのは、けして成長することのないイノセントなものの象徴なんだろうなーとか、だから永遠に大好きなんだろうなーとかね。

 

ちなみに「ライ麦畑でつかまえて」の原題は「the catcher in the rye」です。

これはホールデンの「僕はライ麦畑で夢中で遊んでいる子供たちが崖から落ちそうになるのをキャッチするような、そんなものになりたい」という台詞からきています。

この作品の主題ですね。

イノセントなものへの憧憬と愛護、それ故の現実へのジレンマと嫌悪。

 

ものすごくざっくりですが、moco16号から無理やりライ麦畑の話に持ってきました。

一度きちんと感想とか考察を文章に落としこみたかったんですよ。

きちんとではないけど、でも好き勝手にかけて楽しかったです。

 

 

ちなみに、小麦要素は?

ほらあれ、ライ麦…小麦の仲間じゃないですか。ね。

 

ほら、小麦粉畑でつかまえて的な…(笑うとこですよ、ここ)

 

「小麦粉畑でつかまえて」にしたらなんか蟹工船っぽい感じがするのは私だけでしょうか。

ーー時は16世紀イギリス、産業革命により人々はより豊かな生活へと踏み出したかのようにみえた。

しかし技術に人が酷使される時代の幕開けでもあったのだ。

小麦粉工場の若い労働者と小麦粉農家の娘の儚い恋物語ーー

 

<完>

リハーサル×作用点

 

こんばんわ、のぐちです。

最近就活をこじらせ始めました。

人事の方はみんな優しくて下手しい恋しそうです。

はい、きもいですね、やめます。

 

 

 

 

今日は「リハーサル×作用点」

 

 

「作用点」というのは我らがmocoの15号テーマなんですよね。

もしよろしければご覧ください。


フリーペーパーmoco vol.15 - フリーペーパーmoco « wook

 

 

実は私はこの15号を見てmocoに入りました。

 

あれは2月の寒い日でした。

いつものように何時間も近所を徘徊し、自分とはなんなのか問答を続けておりました。

約5時間歩き続け、最終的には某R大学に行きついたのです。

春休みですので生徒はほとんどおらず、いつもの動物園は閑散としていました。

 

通常は私の入り込めないイケイケコミュニティの人々が占領しているゾーンに行ってみることにしました。

するとそこにはいくつもの冊子が置いてありました。

 

その中にmocoがあったのです。

 

他とは比べものにならない完成度と冊子の中で輝く大学生に心を奪われました。

さらにこれらを作っているのは同じ大学生というではありませんか。

 

 

 

 

「なんというキラキラ雑誌なんだ・・・・」

 

 

 

 

“日々徘徊”の生活をしていた私にとってmocoは太陽のような存在。

間違いなく自分を引っ張ってくれるものだと確信しました。

 

 

 

 

 

「作用点はあなたです」

 

 

 

 

 

 

ううわあ、もうみなさん、moco入りたくなってしまいましたね。

ではmoco入部に向けて「リハーサル」していきましょう。

 

 

STEP①

mocoのアドレスに会議見学の希望メールを出す。

 

mocoのHPまたはフリーペーパーに連絡先が記載してあります。

そこに「会議見学希望」と書き、大学名回生名前、熱い思いをつづりましょう。

数日後連絡が返ってくるはずです。

(忙しい期間は返事が遅れるかも)

 

 

 

 

STEP②

実際に会議に参加し、興味のある部署の部長の連絡先を入手する。

 

全体会議と言われるmocoメンバー勢揃いの会議に参加します。

さらっと自己紹介をしましょう。

 

わいわいと時にはピリッとした会議の様子を直で感じることができます。

見学者はもてはやされる傾向にありますので楽しんで。

 

mocoには営業部・企画部・編集部の3部署があります。

気になる部署の部長の連絡先をGETしましょう!

 

そして連絡!

 

 

 

 

 

STEP③

興味のある部の会議に参加する。

 

 

全体会議に参加した後は後日各部会議に参加します。

部署ごとに雰囲気が全く違うのがmocoの良さです。

やっていることだけでなく、その部の空気を感じましょう。

 

さあさあ、高まってきましたよ!

 

 

 

 

 

STEP④

入ることを決意したらmocoメンバーに連絡し意思表明。

 

 

入ります!やりたいです!

の言葉をいただけましたら、メンバーは泣いて喜びます。

もうそれだけで入部は完了。

 

週2回の会議に参加してフリーペーパーを作りませう!!!!

 

 

 

 

STEP⑤

会議で変なあだ名をつけてもらう。

 

 

おっと、まだ工程が残っていました。

mocoの伝統として「変なあだ名」があります。

 

わたしも昔、「なすび」という謎の名前をもっておりました。

 

あなたはいったいどんな名前になるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうです?みなさん。

mocoに入る準備はばっちり!

 

「作用点はあなたです」

 

 

 

 

 

 

 

 

では、おやすみなさい~

 

胸の高鳴り×変人

どうも、矢野です。

今回は、事情により一人飛ばして矢野が更新します。

 

最近気づいたんですが、毎回「今回のテーマは〜?」みたいなんやってますけど、タイトルに書いてあるから分かりますよね。

何をもったいぶってんだろうなって思いますよね。

 

 

では、気になる今回のテーマは〜?(フリ回収)

 

 

 

胸の高鳴り×変人

 

 

 

 

前回まとめみたいな書き方をしたので、今回は違うものに挑戦したいと思います!それでは今回ご紹介するのは〜?

 

 

矢野が出会った胸の高鳴る変人のコラム3選!!!!!(フリ回収)

 

 

最近コラムにハマっておりまして。ネットが発達してからは、コラムとか気軽に読めるようになったのでありがたいですね。

※コラムの定義はあえて調べません。

 

 

 

1、「就職活動に悩んでいても、全然大丈夫」川田十夢


就職活動に悩んでいても、全然大丈夫 AR三兄弟 川田十夢

<簡単なプロフィール>

1976年熊本県生まれ。2001年大手ミシンメーカー系列会社に入社。面接時に書いた「未来の履歴書」の通り、Web周辺の全デザインとサーバ設計、全世界で機能する部品発注システムを開発し、ミシンとネットをつなぐ特許を発案。2010年に独立。現在は、開発ユニット「AR三兄弟」の「長男」として様々な分野を拡張。最先端技術を使ったり使わなかったりして、昭和テイストで新しい作品の発明と発表を続けている。2013年には情熱大陸に出演、2014年には自身初となる舞台『パターン』を作・演出・開発、J-WAVEでラジオ番組『THE HANGOUT』が始まるなど、活躍の舞台を拡張している。

(同ページより引用)

 

就職活動に対して綺麗事を言う訳でもなく、ふざけすぎる訳でもない。

力が入っているときに読むと、少し気が楽になるような文章です。

 

 

 

2、「大阪人の作り方」田中泰延


大阪人の作り方 | リレーコラム | 東京コピーライターズクラブ

<簡単なプロフィール>

広告代理店店員 コピーライター/CMプランナー 1969年大阪生まれ ひろのぶ党(Twitterアカウントより引用)

関西人なら思わず頷いてしまう内容を、リズム良く文章にしていく所は流石です。むしろ関西人以外の人に見てほしいところです。田中さんの他のコラムもおすすめですし、TCCの他のコラムもすごくおもしろいので一度見てみて頂きたい。やっぱりコピーライターは伊達じゃない。

 

 

3、「ボーっとしてても王子様は来ない。トップクリエイターに聞いた「ご縁のつかみ方」塩谷舞


ボーっとしてても王子様は来ない。トップクリエイターに聞いた「ご縁のつかみ方」 | ciotan blog(しおたんブログ)

<簡単なプロフィール>

1988年大阪の千里生まれ。インターネットコンテンツと
エモーショナルなものを愛してます。
広報・PR・ネット廃人。
気持ちが盛り上がるとブログを書きます。

 

ブログの見やすさや読みやすさはピカイチだと思います。特に文章のイメージがこんなに温かい人はあんまり見かけません。ネットの記事でもちゃんと読後感があったり、じわっとくるものがあるのは単純にすごいなぁと思います。noteに書かれているコラムの方が個人的には好きなので、興味があればぜひ。

 

 

 

いかがだったでしょうか。本当はあと何個か紹介しようと思ったんですが、コラムと呼べるか微妙なものだったり、広告業界関連のものばっかりだったので控えました…。

 

 

こうして紹介してみると、やっぱり文章が魅力的な人にはいくつか共通点があるような気がします。あくまでも個人的な考察ですが、以下のような感じ。

 

〜文章が魅力的な人の共通点〜

  • 文章にリズムがある。
  • 「らしさ」を感じる。
  • テーマが明確である。

 

主にこの3つかなと。文章にリズムがあると、すいすい読めますし、すいすい読めると、どんどん書き手の世界に入り込んでいけます。そこで、「らしさ」が表れるような、独自の視点で見たときの感想や、言い回しがあると、より文章に世界観が生まれていく。そうすることによって、知らず知らずの内に、書き手が意識していた明確なテーマが、読者に伝わっている。というような流れです。

 

 

結局、魅力的な文章を書ける人は、人間的にも秀でた魅力があるのだと思います。専門性がある人のコラムとかすごく面白いですし。専門性の高い知識と、独自性の強い経験が合わさったコラムなんかが理想なんだろうなと。それが世に言う「変人」なんでしょうね。自分にはまったくない部分を持っている。だからこそ、胸が高鳴る。

 

 

 

文章を通じて未知の世界を魅せていけるような書き手になりたいものです。

 

 

 

それではこの辺で。

次はのぐちです。たぶん。

襷 × 徒然なるままに

ついに本日卒論の口頭諮問も終え、残すは卒業式のみ。4年間通い続けた田辺坂とももうおさらばです。遠くてあんなに嫌がっていた田辺も終わりが見えると(というよりもう終わった)急に愛着が湧いてくるので不思議なものですね。

 

はい、毎回おんなじような卒業への想いからスタートしてます、明石です。それほど卒業するのが寂しいんです。ダスティンホフマンみたいに誰かさらってくれないかな(分かる人には分かる)。。。

 

 

さてさて、そんなどうでもいい前置きはさておき、

今日のお題は「襷 × 徒然なるままに」

 

皆さん、「襷」って読めますか???

私は読めなかったです。これ、「たすき」って読むらしいですよ。ちなみに、漢字検定の本みたら、これ1級配当漢字ならしいです。そらそう。フォント15くらいにしなきゃ細部まで読み取れないです。誰だよこんなの単語リストに放り込んだの…。

 

でもお題はお題。

とにかく本題へ移ろうと思います\(^o^)/

 

 

----------------------------------------------------------------

 

徒然なるままに、日ぐらし硯に向かいて、心に移りゆく由無し事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるおしけれ。

 

これ、誰もが知ってる徒然草の冒頭部分なんですが、すごーーーく共感できる部分で私は大好きな一節です。気が向いたときにわたしも日記を書いているのですが、その時ペンを持った時の気分で心に浮かんだことをバーっと書いていって、それを書いている時とか、読み直した時、心がぎゅーってなったりするんですよね。

 

自分のことばで書いてみて、初めて分かることってたくさんあると思うのです。

なので、「襷」というお題で、徒然なるままに思ったことを書いてみようと思います。

 

 

私にとって「襷」とは、二つの捉え方があります。

一つは、実力の象徴。そしてもう一つは、チームをつなぐ絆です。

 

お察しの通り、襷って私の中では「リレーで使うもの」という認識なんです。そして、一番に浮かぶのはリレーの時に走者がつけるあの襷。運動会でのメインイベントであるリレーでの襷をかけた選手の顔の堂々たるや。これはもう脚が速いという実力の象徴です。

 

でも、襷が使われるのって、いわゆる王道のリレーの時だけではないですよね。台風の目や、大玉ころがし等、仲間に渡す「バトン」の意味合いとして使われますよね…

 

 

って書いた所で、私は大切なことに気付きました。

リレーで使うのは襷じゃない。「バトン」だと。

大玉ころがしで使うのは襷じゃない。「大玉」だと。

台風の目で使うのは襷じゃない。「棒」だと。。。。

 

 

襷が使われるのは、駅伝ですね。笑

 

 

徒然なるままに書いたらこうなりました。

徒然故に間違いに書きながら気付く、というお恥ずかしい結果になりました。。

 

 

でも、襷が私にとって「チームをつなぐもの」であり、「実力の象徴」なイメージであることには間違いありません。

 

 

ちなみに正しい使い方は、弓道とかで肩を留めることだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次はしげるだよ~\(^o^)/

 

 

 

 

 

 

 

こんばんは!

京都生活から足を洗って早一週間、兵庫県民のまっしゅです。

すでに寂しいというかなんかね、物足りなさを感じつつも実家は楽だなぁとか思ったり、まだ環境の変化に戸惑っている日々です。

 

さて、今日のお題は

 

「繋ぐ×鼻炎」!

 

ってま~た鼻系ネタですよ。

しかしかくいう私も鼻炎でね。

命に別状はないけど大変鬱陶しいんですよねこやつって。

昔、小学校高学年くらいの頃はこのために耳鼻科に通っていたりもしました。

そこは偏屈なじいさんが院長をしていて、今思い返してもどこか薄暗く湿っぽいシケた耳鼻科でした。

治療も鼻に謎の器具をつっこまれてプシューっとしたりして通院自体がものすごく苦手だったんですが、しかしこの病院には一つの楽しみがありました。

そう、この病院には『週刊少年ジャンプが置いてあったのです…!

小学校高学年と言えば、私は昔から買っていた『ちゃお』を卒業し、兄も『コロコロコミック』を卒業したころです。

そんな私たちにとってジャンプは新しいステージの漫画であり、それはそれは面白いものでした。

(だから関係ない兄もたまについてきていた)。

 

そう、私にとっての最高の娯楽・漫画への熱はこの時から深まり、繋がっているのです。

ここでちょいっと私の漫画遍歴でも振り返ろうかなと思います。誰得!

 

 

まず私の漫画の原点は「カードキャプターさくら」です。

小学校低学年くらいに、人生で初めて単行本を買ったのがこの作品でした。

なぜ「CCさくら」だったのかはあまり覚えていませんが、はじめて自分で集めた漫画!という意義は大変大きいように思います。

そこから少女漫画誌『なかよし』にも手を出し始めますが、なぜか結局は『ちゃお』に落ち着きます。

ミルモでポン!」とか「Drリンに聞いてみて!」とかあの辺!書いててすでに懐かしい!

と、同時に2歳年上の兄が買っていた『コロコロコミック』も読んでいました。

でんじゃらすじーさん」がやたらと流行っていたのを覚えています。

あと「ドラベース」、最高に面白かった記憶があります。

ドラベース―ドラえもん超野球外伝 (1) (てんとう虫コミックス―てんとう虫コロコロコミックス)

ドラえもん自体は出てこないんですが、ドラえもんがやってきた22世紀を世界軸にした近未来野球もので、秘密道具を規定数まで使っていいとかそういう設定が盛り込まれています。

これがまたよい青春スポ根なんですよ!もううろ覚えだけど!!

漫画喫茶で読み直したい作品ですね。しみじみ。

 

さて、しかし小学校高学年にもなると『ちゃお』や『コロコロ』にも満足できないようになり、ここで冒頭の『ジャンプ』との出会いになるわけです。

とは言ってもそんなに真剣に毎週読んでいたわけではないので、まだ邂逅!レベルなんですけどね。

このころまともに読んでいたのは「ワンピース」くらいだった気がします。

(兄が足だか腕を骨折して入院する際、親戚の人にワンピース全巻を買ってもらっていた。入院していた兄は富豪かなんかかよって密かに羨んでいたのは余談)。

 

 しかし個人的に耳鼻科で読んだジャンプで一番衝撃を受けたのは何を隠そう「いちご100%」です。

 いちご100% 全19巻 完結コミックセット(ジャンプ・コミックス)

今やジャンプが誇る名ラブコメの代名詞。

それがちょうどはじまったばかりの頃だったと思うのですが、小学生には刺激が強かった!まじ、なんやこれエロ!って感じの衝撃でした。

東條と真中が体育倉庫に閉じ込められてすったもんだ~のくだりは今でも鮮明に覚えていますよ。

 この刺激は『ちゃお』や『コロコロ』 には絶対になかったものですから。

(しかしいちご100%は恋愛面においても大変良い作品です。本当に良いラブコメです。私は西野派です。)

 

刺激といえば、この頃に読んだ「NANA」と「めぞん一刻」も刺激が強かったのを覚えています。

NANA」は冒頭から素っ裸で抱き合っていたり、「めぞん一刻」はそもそも青年向けですから平然とそういうものが出てくるわけで。

当時はえらいもん見てしまった、とビビっていたわけですが、しかしこのころ読んだ作品は今でも大好きだし本当にいい出会いであったと思います。

(ちなみに「めぞん一刻」は父の趣味で置いてあったが、初めて読んだときは半分も理解していなかった。そもそも未亡人の意味さえ知らなかった。)

 

さてさて、中学生になると漫画への意欲は増していきます。

少女漫画も少年漫画もよく読みました。

少女漫画では「僕らがいた」「砂時計」花より男子」「ラブ☆コン」「悩殺ジャンキー」など、有名作品は誰かしら友達が持っていたので大体読みました。

小学生には刺激が強かった「NANA」も中学生になればまぁ普通に読めるわけで、どんどんハマって矢沢あい作品もいくつか読みました。

あと「ピーチガール」は自分で集めていたのをものすごく覚えています。

ピーチガール(1)

画像みてもめちゃくちゃ懐かしい。

見た目がギャルっぽくて誤解されやすい主人公ももちゃんが、すんごいハイレベル性悪な友人に振り回される話です。好きだったなぁ。

そして中三のころに、私の中で少女漫画革命が起こります。

ハチミツとクローバー」、この作品は本当に革命でした。

ハチミツとクローバー コミック 全10巻完結セット (クイーンズコミックス―コーラス)

これまでのちょっと突飛な少女漫画にはあまりハマりきれなかった私にとって、当たり前の人間関係の丁寧さや心理描写はまさに衝撃でした。

この辺語ると長いので割愛しますが、今でも不動の少女漫画NO.1の座にいます。

(あと私に美大への憧れと幻想を抱かせた元凶でもある)。

 

そしてジャンプ作品へのどハマりが加速していったのもこの頃です。

というのも、兄の友人のおじさんが散髪屋さんという遠い繋がりから、数カ月遅れのジャンプを大量入手していたからです。

このころのジャンプ、めっちゃ読んでました。

「ワンピース」「NARUTO」「HUNTER×HUNTER」「アイシールド21」「DEATH NOTE」「銀魂」「ピューと吹く!ジャガー」とかほんとにベタだけど面白かった…!

この辺のどハマりのおかげで人生の道を2,3歩踏み外した感は否めません。本当にな…。

 

こうして中学時代を漫画とともに駆け抜けてきて、高校生になります。

しかし高校はけっこう部活部活していて、読書量が落ちてきた時期でもあります。

そんな中で、私と漫画の接点をもたらしてくれたのはまたもや病院でした。

この頃はもう例の耳鼻科通いはやめて(効果はあったのでしょうか)、代わりに皮膚科にせっせと通っていました。肌弱いしアトピーだったしね。

しかしこの皮膚科の待ち時間がどえらい長い。

30,40分は基本で、長い時は二時間近く待っていたように思います。

どこのユニバーサルスタジオだよ。

ただ、ここは漫画の品ぞろえが抜群でした。

そしてここで青年漫画にハマります。

のだめカンタービレ」や「バガボンド」、「JIN」などをほぼ全巻読みました。

どれも実力のある作品ばかりで、少年漫画にはない重厚さが高校生の私にはたまらなかったのです。

長い待ち時間も苦ではなかったしむしろ楽しみにしていたくらいです。

 

ここで青年漫画にも味をしめ、かといって少年漫画も変わらず好み、やがてサブカル路線も加わり私の漫画遍歴も広がりを見せてきました。

高校生の頃に他に読んでいた作品はでも何だろう、意外とぱっと出てきませんね。

おおきく振りかぶって」「聖☆お兄さん」「君に届け」「荒川アンダーザブリッジ」とかはたしか高校生のころでした。

あとはそう、高3の夏という大事な時期にジョジョを一気読みしました。一部~六部まで。

ジョジョ一気読みとは最高に贅沢な体験ですよみなさん。オススメです。

 

そして何やかんやあって今に至るわけですが。

大学生になってからも相変わらず漫画は読んでいます。

漫画こそ至高と名高い「風の谷のナウシカ」は本当に良作でしたし、「臨死!江古田ちゃん」は何度でも読める素晴らしい4コマ漫画です。

青い花」は百合ものだけど心理描写が本当に素晴らしいし、「AKIRA」の世界観はめちゃくちゃ興奮します。

卒論の時は「僕の小規模な失敗」を読んでウーとかアーとか言っていました。(就活の時に読まなくて本当に良かった)。

本当に相変わらず漫画は読んでるですが、しかしここにきて少年漫画返りをしている気がします。

最近は特に青少年のキラッキラした青春もの、スポ根にやられまくっています。

多分原点は「ドラベース」で次に「アイシールド21」、「おお振り」で着火したのち「ピンポン」で加速、「ハイキュー!!」「ダイヤのA」で火だるまになっているのが現在です。

 

青年漫画のリアリティある重厚な感じも好きなんですけど、そんなこといいから気持ちで勝負しようぜ!みたいな、キラキラコンテンツたまりません。

これは多分というか確実に、自分がその立場ではなくなったがゆえの不足分を補ってるんだろうなぁいう気がするのですが全然かまわない。キラキラコンテンツどんとこい。

 

 

さてさて、気づいたら4000字を超えているし1時を30分もまわっているしで自分中々キモイなと思いましたところで筆をおきたいと思います。

というか今日口頭試問だよ?ウフフオッケー!

 

 

こんだけツラツラ書いておいて言うのもなんですが、私はそこまで量を読んでるわけでも詳しくもないです。

しかしそんな私でも言えることは、やっぱり漫画は最高のエンターテイメントであり最高の娯楽だなということです。

私は漫画によって救われたことだってあります。

こんなに身近に胸を震わすコンテンツがあるということに感謝したいです。