九九ブログ

ランダムに組み合わせた二つの言葉をテーマに、四苦八苦しながら文字を綴る大学生たちのリレーブログです。ルールは以下参照→http://moco-grgrblog.hatenablog.com/entry/info

こんばんは!

京都生活から足を洗って早一週間、兵庫県民のまっしゅです。

すでに寂しいというかなんかね、物足りなさを感じつつも実家は楽だなぁとか思ったり、まだ環境の変化に戸惑っている日々です。

 

さて、今日のお題は

 

「繋ぐ×鼻炎」!

 

ってま~た鼻系ネタですよ。

しかしかくいう私も鼻炎でね。

命に別状はないけど大変鬱陶しいんですよねこやつって。

昔、小学校高学年くらいの頃はこのために耳鼻科に通っていたりもしました。

そこは偏屈なじいさんが院長をしていて、今思い返してもどこか薄暗く湿っぽいシケた耳鼻科でした。

治療も鼻に謎の器具をつっこまれてプシューっとしたりして通院自体がものすごく苦手だったんですが、しかしこの病院には一つの楽しみがありました。

そう、この病院には『週刊少年ジャンプが置いてあったのです…!

小学校高学年と言えば、私は昔から買っていた『ちゃお』を卒業し、兄も『コロコロコミック』を卒業したころです。

そんな私たちにとってジャンプは新しいステージの漫画であり、それはそれは面白いものでした。

(だから関係ない兄もたまについてきていた)。

 

そう、私にとっての最高の娯楽・漫画への熱はこの時から深まり、繋がっているのです。

ここでちょいっと私の漫画遍歴でも振り返ろうかなと思います。誰得!

 

 

まず私の漫画の原点は「カードキャプターさくら」です。

小学校低学年くらいに、人生で初めて単行本を買ったのがこの作品でした。

なぜ「CCさくら」だったのかはあまり覚えていませんが、はじめて自分で集めた漫画!という意義は大変大きいように思います。

そこから少女漫画誌『なかよし』にも手を出し始めますが、なぜか結局は『ちゃお』に落ち着きます。

ミルモでポン!」とか「Drリンに聞いてみて!」とかあの辺!書いててすでに懐かしい!

と、同時に2歳年上の兄が買っていた『コロコロコミック』も読んでいました。

でんじゃらすじーさん」がやたらと流行っていたのを覚えています。

あと「ドラベース」、最高に面白かった記憶があります。

ドラベース―ドラえもん超野球外伝 (1) (てんとう虫コミックス―てんとう虫コロコロコミックス)

ドラえもん自体は出てこないんですが、ドラえもんがやってきた22世紀を世界軸にした近未来野球もので、秘密道具を規定数まで使っていいとかそういう設定が盛り込まれています。

これがまたよい青春スポ根なんですよ!もううろ覚えだけど!!

漫画喫茶で読み直したい作品ですね。しみじみ。

 

さて、しかし小学校高学年にもなると『ちゃお』や『コロコロ』にも満足できないようになり、ここで冒頭の『ジャンプ』との出会いになるわけです。

とは言ってもそんなに真剣に毎週読んでいたわけではないので、まだ邂逅!レベルなんですけどね。

このころまともに読んでいたのは「ワンピース」くらいだった気がします。

(兄が足だか腕を骨折して入院する際、親戚の人にワンピース全巻を買ってもらっていた。入院していた兄は富豪かなんかかよって密かに羨んでいたのは余談)。

 

 しかし個人的に耳鼻科で読んだジャンプで一番衝撃を受けたのは何を隠そう「いちご100%」です。

 いちご100% 全19巻 完結コミックセット(ジャンプ・コミックス)

今やジャンプが誇る名ラブコメの代名詞。

それがちょうどはじまったばかりの頃だったと思うのですが、小学生には刺激が強かった!まじ、なんやこれエロ!って感じの衝撃でした。

東條と真中が体育倉庫に閉じ込められてすったもんだ~のくだりは今でも鮮明に覚えていますよ。

 この刺激は『ちゃお』や『コロコロ』 には絶対になかったものですから。

(しかしいちご100%は恋愛面においても大変良い作品です。本当に良いラブコメです。私は西野派です。)

 

刺激といえば、この頃に読んだ「NANA」と「めぞん一刻」も刺激が強かったのを覚えています。

NANA」は冒頭から素っ裸で抱き合っていたり、「めぞん一刻」はそもそも青年向けですから平然とそういうものが出てくるわけで。

当時はえらいもん見てしまった、とビビっていたわけですが、しかしこのころ読んだ作品は今でも大好きだし本当にいい出会いであったと思います。

(ちなみに「めぞん一刻」は父の趣味で置いてあったが、初めて読んだときは半分も理解していなかった。そもそも未亡人の意味さえ知らなかった。)

 

さてさて、中学生になると漫画への意欲は増していきます。

少女漫画も少年漫画もよく読みました。

少女漫画では「僕らがいた」「砂時計」花より男子」「ラブ☆コン」「悩殺ジャンキー」など、有名作品は誰かしら友達が持っていたので大体読みました。

小学生には刺激が強かった「NANA」も中学生になればまぁ普通に読めるわけで、どんどんハマって矢沢あい作品もいくつか読みました。

あと「ピーチガール」は自分で集めていたのをものすごく覚えています。

ピーチガール(1)

画像みてもめちゃくちゃ懐かしい。

見た目がギャルっぽくて誤解されやすい主人公ももちゃんが、すんごいハイレベル性悪な友人に振り回される話です。好きだったなぁ。

そして中三のころに、私の中で少女漫画革命が起こります。

ハチミツとクローバー」、この作品は本当に革命でした。

ハチミツとクローバー コミック 全10巻完結セット (クイーンズコミックス―コーラス)

これまでのちょっと突飛な少女漫画にはあまりハマりきれなかった私にとって、当たり前の人間関係の丁寧さや心理描写はまさに衝撃でした。

この辺語ると長いので割愛しますが、今でも不動の少女漫画NO.1の座にいます。

(あと私に美大への憧れと幻想を抱かせた元凶でもある)。

 

そしてジャンプ作品へのどハマりが加速していったのもこの頃です。

というのも、兄の友人のおじさんが散髪屋さんという遠い繋がりから、数カ月遅れのジャンプを大量入手していたからです。

このころのジャンプ、めっちゃ読んでました。

「ワンピース」「NARUTO」「HUNTER×HUNTER」「アイシールド21」「DEATH NOTE」「銀魂」「ピューと吹く!ジャガー」とかほんとにベタだけど面白かった…!

この辺のどハマりのおかげで人生の道を2,3歩踏み外した感は否めません。本当にな…。

 

こうして中学時代を漫画とともに駆け抜けてきて、高校生になります。

しかし高校はけっこう部活部活していて、読書量が落ちてきた時期でもあります。

そんな中で、私と漫画の接点をもたらしてくれたのはまたもや病院でした。

この頃はもう例の耳鼻科通いはやめて(効果はあったのでしょうか)、代わりに皮膚科にせっせと通っていました。肌弱いしアトピーだったしね。

しかしこの皮膚科の待ち時間がどえらい長い。

30,40分は基本で、長い時は二時間近く待っていたように思います。

どこのユニバーサルスタジオだよ。

ただ、ここは漫画の品ぞろえが抜群でした。

そしてここで青年漫画にハマります。

のだめカンタービレ」や「バガボンド」、「JIN」などをほぼ全巻読みました。

どれも実力のある作品ばかりで、少年漫画にはない重厚さが高校生の私にはたまらなかったのです。

長い待ち時間も苦ではなかったしむしろ楽しみにしていたくらいです。

 

ここで青年漫画にも味をしめ、かといって少年漫画も変わらず好み、やがてサブカル路線も加わり私の漫画遍歴も広がりを見せてきました。

高校生の頃に他に読んでいた作品はでも何だろう、意外とぱっと出てきませんね。

おおきく振りかぶって」「聖☆お兄さん」「君に届け」「荒川アンダーザブリッジ」とかはたしか高校生のころでした。

あとはそう、高3の夏という大事な時期にジョジョを一気読みしました。一部~六部まで。

ジョジョ一気読みとは最高に贅沢な体験ですよみなさん。オススメです。

 

そして何やかんやあって今に至るわけですが。

大学生になってからも相変わらず漫画は読んでいます。

漫画こそ至高と名高い「風の谷のナウシカ」は本当に良作でしたし、「臨死!江古田ちゃん」は何度でも読める素晴らしい4コマ漫画です。

青い花」は百合ものだけど心理描写が本当に素晴らしいし、「AKIRA」の世界観はめちゃくちゃ興奮します。

卒論の時は「僕の小規模な失敗」を読んでウーとかアーとか言っていました。(就活の時に読まなくて本当に良かった)。

本当に相変わらず漫画は読んでるですが、しかしここにきて少年漫画返りをしている気がします。

最近は特に青少年のキラッキラした青春もの、スポ根にやられまくっています。

多分原点は「ドラベース」で次に「アイシールド21」、「おお振り」で着火したのち「ピンポン」で加速、「ハイキュー!!」「ダイヤのA」で火だるまになっているのが現在です。

 

青年漫画のリアリティある重厚な感じも好きなんですけど、そんなこといいから気持ちで勝負しようぜ!みたいな、キラキラコンテンツたまりません。

これは多分というか確実に、自分がその立場ではなくなったがゆえの不足分を補ってるんだろうなぁいう気がするのですが全然かまわない。キラキラコンテンツどんとこい。

 

 

さてさて、気づいたら4000字を超えているし1時を30分もまわっているしで自分中々キモイなと思いましたところで筆をおきたいと思います。

というか今日口頭試問だよ?ウフフオッケー!

 

 

こんだけツラツラ書いておいて言うのもなんですが、私はそこまで量を読んでるわけでも詳しくもないです。

しかしそんな私でも言えることは、やっぱり漫画は最高のエンターテイメントであり最高の娯楽だなということです。

私は漫画によって救われたことだってあります。

こんなに身近に胸を震わすコンテンツがあるということに感謝したいです。